16-12-08 カンブリア宮殿
八海山の特集でした。
●初めて知ったこと
・八海山、今でこそどこの店に行ってもあるが、かつて品薄で高騰していた時期がある。それを知った社長はクオリティを落とさないように、人間でなくてもできる部分を機械化することで大量生産にはいった。
・癖の強いお酒にするのではなく、だれもが楽しめる当然に飲めるお酒としての価値を作っていくという方針。
・酒、特に地酒を飲むとき、どんなところで作られたかということに思いをはせる人が多い。酒蔵という地域性の強い業種は、地域のファンを増やすことがそのまま自社の製品のファンを増やすことにつながるという考え。魚沼の魅力を発信している。
外部からお客さんを連れてくるというコンテンツマーケティングでありながら、地域の中でも大切にされやすくなるという2面性を持った素晴らしい戦略。
●ここでの気づき
人でしかできない部分、人がやることで価値がより上がる部分は機械化しない。むしろ、一部を機械化することで浮いた人件費を、そのより重要な部分に投下していく。選択と集中。
単価を上げることではなく、だれもが当たり前に使う製品づくりが長く愛されるコツ。
単価が上がった商品は一時的なブームで終わってしまう。それまでのお客さんを離さないことが大切。
コンテンツマーケティングは奥が深い。
以上です。
次回はパン屋さん。